データ移行のやり方完全ガイド|iPhone・Android対応【2026年版】

要するに、この記事でわかること: スマートフォンのデータ移行は、新旧端末の組み合わせに合う公式機能を選び、バックアップしてから始めれば難しくありません。iPhone・Androidの4パターン、LINEやeSIMの注意点、移行後に確認すべき項目まで順番に解説します。
データ移行は「新旧スマホの組み合わせ」で方法が決まる
最初に確認したいのは、古い端末と新しい端末のOSです。同じOS同士なら標準の移行機能が最も簡単です。一方、iPhoneとAndroidをまたぐ場合は、専用アプリやケーブルを使います。
写真や連絡先は移しやすいものの、アプリ内データ、電子マネー、認証アプリ、eSIMなどは別の手続きが必要です。そのため、端末のコピーだけで完了したと思わないことが大切です。

| 移行パターン | 基本の方法 | 向いている接続 | 特に確認するもの |
|---|---|---|---|
| iPhone → iPhone | クイックスタート | 端末同士・iCloud・有線 | Apple Account、eSIM、Apple Watch |
| Android → Android | 初期設定時のデータコピー | ケーブルまたはWi-Fi | Googleアカウント、メーカー独自アプリ |
| Android → iPhone | 「iOSに移行」アプリ | Wi-Fiまたは対応ケーブル | LINE、決済アプリ、eSIM |
| iPhone → Android | Android Switch | ケーブル推奨・Wi-Fi対応 | iMessage、iCloud内データ、eSIM |
💡 新しい端末をまだ初期設定していない状態で始めると、標準機能を使いやすくなります。すでに設定を終えた端末では、初期化が必要になる場合があります。
始める前にやること:失敗を防ぐ7項目
データ移行で多い失敗は、容量不足、充電切れ、パスワード忘れです。転送を始める前に、次の項目を確認してください。
- 旧端末をバックアップし、作成日時を確認する
- 両方の端末を十分に充電し、できれば電源につなぐ
- 安定したWi-Fiと、必要なら対応ケーブルを用意する
- 新端末の空き容量が、移すデータ量より多いか確認する
- Apple AccountまたはGoogleアカウントの情報を確認する
- LINE、銀行、証券、ゲーム、認証アプリの引き継ぎ方法を確認する
- 現在のSIM・eSIMを新端末へ移す手順を通信事業者で確認する

⚠️ 旧端末は、すべての確認が終わるまで初期化しないでください。転送完了の表示が出ても、ログインや写真の同期が残っていることがあります。
iPhoneからiPhoneへデータ移行する方法
旧iPhoneが使えるなら、クイックスタートが基本です。Appleの案内では、旧端末をWi-Fiに接続し、Bluetoothをオンにしてから、新しいiPhoneを近くに置いて設定します。
- 2台を電源につなぎ、旧iPhoneのWi-FiとBluetoothをオンにします。
- 新しいiPhoneの電源を入れ、旧iPhoneの近くに置きます。
- 旧iPhoneに表示される案内から設定を開始します。
- 新しいiPhoneに旧端末のパスコードを入力し、Face IDまたはTouch IDを設定します。
- 端末から直接転送するか、iCloudバックアップから復元するかを選びます。
- 完了まで2台を近くに置き、電源から外さないようにします。
直接転送は、新旧端末を手元に置ける人に向いています。旧端末が使えない場合は、直近のiCloudバックアップから復元します。詳細はApple公式のクイックスタート手順も確認してください。
AndroidからAndroidへデータ移行する方法
新しいAndroidの初期設定中に「アプリとデータをコピー」を選ぶのが基本です。ケーブル接続は大量の写真や動画がある場合に安定しやすく、ケーブルがなければWi-Fiでも進められます。
- 旧AndroidでGoogleバックアップを最新にします。
- 新しいAndroidの電源を入れ、Wi-Fiに接続します。
- 「アプリとデータをコピー」を選び、画面の指示に従います。
- 同じGoogleアカウントでログインします。
- 移したい写真、連絡先、メッセージ、アプリなどを選びます。
- 転送後、Googleフォトや連絡先の同期状態を確認します。
Galaxyなどではメーカー独自の移行機能も利用できます。ただし、新しい端末のメーカーが案内する公式手段を優先してください。Androidの標準的な流れはGoogle公式の機種変更ガイドで確認できます。
AndroidからiPhoneへ移行する方法
新しいiPhoneの初期設定中に、Android側で「iOSに移行」アプリを使います。連絡先、メッセージ、写真、動画、カレンダーなどを移せますが、すべてのアプリ内データが自動で移るわけではありません。
- Androidに「iOSに移行」アプリを入れます。
- 新しいiPhoneの設定で「Androidからデータを移行」を選びます。
- iPhoneに表示されたコードをAndroidへ入力します。
- 転送するデータを選び、両方の端末をそのまま待機させます。
- iPhoneの設定後、必要なアプリをApp Storeから入れ直します。
⚠️ 転送中はAndroid側の別アプリを開かず、通話も避けましょう。また、LINE、ゲーム、金融系アプリは個別の引き継ぎ設定を先に済ませてください。
iPhoneからAndroidへ移行する方法
新しいAndroidの初期設定でiPhoneを選び、Android Switchまたは画面の案内に従って移行します。写真や連絡先に加え、対応するメッセージやアプリ情報もコピーできます。可能なら、ケーブル接続を選ぶと移行対象が広がりやすいです。
- 新しいAndroidを起動し、iPhoneからのコピーを選びます。
- ケーブルで接続するか、表示されたQRコードをiPhoneで読み取ります。
- Googleアカウントへログインし、コピーする項目を選びます。
- 移行後にiMessageとFaceTimeの登録状態を確認します。
- iCloudだけに保存した写真やファイルが残っていないか確認します。
iMessageが有効なままだと、Androidへ移った後にSMSを受信できない場合があります。電話番号を同じまま使う人は、旧iPhoneを手放す前にメッセージ受信を確認してください。
自動では移らないデータに注意
端末の標準移行が終わっても、次のデータは個別確認が必要です。特に、本人確認や端末認証を使うアプリは、旧端末を操作できるうちに準備してください。
| 項目 | 移行前にすること | 移行後の確認 |
|---|---|---|
| LINE | アカウント情報、バックアップ、PINを確認 | 友だち、トーク履歴、アルバムを確認 |
| 銀行・証券・決済 | 機種変更手順と本人確認方法を確認 | ログイン、送金・決済前の認証を確認 |
| 認証アプリ | アカウント移行または復旧コードを準備 | 各サービスで認証できるか確認 |
| ゲーム | アカウント連携や引き継ぎコードを保存 | セーブデータと購入履歴を確認 |
| 交通系IC・電子マネー | 旧端末で預け入れや削除を実施 | 新端末で再設定し、残高を確認 |
| ウェアラブル | 旧端末とのペアリング解除手順を確認 | 新端末と再ペアリング |
💡 「ログインできる」と「データが戻っている」は別です。大切な写真、過去のメッセージ、購入履歴まで実際に開いて確認しましょう。
eSIMは写真やアプリとは別に移行する
eSIMは通常のバックアップに含まれる写真や連絡先とは性質が異なります。iPhone同士では、対応する通信事業者なら設定中にeSIMを転送できる場合があります。一方、Androidを含む機種変更では、通信事業者のアプリ、QRコード、再発行手続きが必要になることがあります。
旧端末のeSIMを先に削除しないでください。新端末で通話、SMS、モバイルデータ通信が使えることを確認してから、旧端末を初期化します。また、旅行用eSIMは再インストールできない商品もあるため、購入元の案内を確認してください。
新しいスマートフォンがeSIMに対応しているか不明な場合は、機種名から確認できます。
データ移行が進まない・失敗するときの対処法
途中で止まっても、すぐに旧端末を消去する必要はありません。まず原因を一つずつ切り分けます。
- 接続が切れる:2台を近づけ、Wi-FiとBluetoothを入れ直す
- 容量が足りない:新端末の空き容量を確認し、不要な動画を整理する
- 転送が極端に遅い:両端末を充電し、有線接続へ切り替える
- 新端末が旧端末を認識しない:OSと移行アプリを更新して再起動する
- 一部のデータだけない:クラウド同期と各アプリのバックアップを確認する
- モバイル通信が使えない:SIMの装着、eSIMの有効化、APN設定を確認する
⚠️ 何度試しても失敗する場合は、端末メーカーや通信事業者の窓口へ相談してください。非公式の移行ソフトへ重要な個人情報を預ける前に、公式の復元方法を優先するのが安全です。
移行後の最終チェック
新しい端末が使えそうでも、旧端末を初期化する前に最終確認を行います。1日ほど併用できると安心です。
- 電話の発着信、SMS、モバイルデータ通信
- 連絡先、写真、動画、カレンダー、メモ
- LINEなどのメッセージと必要な履歴
- メール、クラウドストレージ、パスワード管理
- 銀行、決済、認証アプリ、交通系IC
- Bluetooth機器、スマートウォッチ、車載機器
- eSIMまたは物理SIMの回線
すべて確認できたら、旧端末からアカウントをサインアウトし、端末を初期化します。売却や譲渡をする場合は、端末を探す機能や画面ロックも解除してください。確認してから消去する順番を守れば、データ消失のリスクを大きく減らせます。
FAQ
データ移行にはどのくらい時間がかかりますか?
データ量、接続方法、Wi-Fiの速度によって変わります。写真や動画が多い場合は長時間かかることがあります。時間に余裕があるときに始め、2台を充電したまま待ちましょう。
SIMカードを先に入れ替えても大丈夫ですか?
物理SIMは新端末の案内に合わせて差し替えます。ただし、SMS認証が必要なアプリもあります。旧端末で準備を終え、新端末で回線が使えることを確認してください。
データ移行が終わったら旧スマホはすぐ初期化してよいですか?
いいえ。写真、LINE、金融系アプリ、認証アプリ、電話、SMS、eSIMまで確認してから初期化してください。可能なら短期間併用し、取りこぼしがないか確かめます。
LINEのトーク履歴もすべて移せますか?
同じOSか異なるOSか、バックアップの有無、LINEの設定によって復元できる範囲が変わります。移行前に最新版へ更新し、バックアップとアカウント情報を確認してください。
eSIMもデータ移行と同時に移りますか?
端末と通信事業者によります。対応するiPhone同士では設定中に転送できる場合がありますが、QRコードや再発行が必要なケースもあります。旧eSIMは新端末の開通確認前に削除しないでください。

